成長株とは、業績が業界平均を大きく上回る成長率を示し、今後もその勢いが続くと予想される企業の株式のことです。成長株はグロース株とも呼ばれます。
こうした企業は老舗の企業よりも、小規模な新興企業に多いです。そのような企業は急速に成長する可能性を秘めています。
成長株の特徴は以下の通りです。
成長株と言われていても、その業績成長率が上がり続ける保証はなく、業績が安定していたとしても、期待したほどの成長が見られなければ、株価は下落します。成長株へ投資する投資家は業績が安定している程度では満足しないからです。さらに、成長株はネガティブなニュースにも弱く、ネガティブなニュースが出ると株価が急落するのが常です。
成長株は、投資家の期待が高いため、PERなどの株価指標が一般的には割高と言われる水準まで買われるのが普通です。つまり、投資家は会社の現在の価値よりも高い金額を支払っていることになります。その会社の将来性を買っているのです。
高成長企業は利益を上げると、それを投資家に配当として支払う代わりに、さらに成長を加速させるため、事業へ再び投資する傾向があります。